ヤキバノカエリ 熊谷守一

熊谷守一さんの作品で「ヤキバノカエリ」です。
私の子供の頃は、百科事典が本箱にド~ンと腰をおろしていました。
平仮名くらいしか読めなかった時に、本を眺めて出会った絵です。

熊谷守一さんの絵が2枚ありました。
一枚は「陽が死んだ日」二枚目がこの写真の「ヤキバノカエリ」です。
強烈な印象でした。
まだ字も読めませんでしたが、涙がボロボロ流れてきました。
「悲しい」という感情ではなく、うまく言えませんが、、、、。
美しさに心が震えたのです。
子どもは本能と直感で、本質を感じ取ります。
テクニックや、技術でない、何かを感じ取るのです。大人は騙せますが、子どもは見抜きます。

この絵には、影がありません。
「ヤキバノカエリ」で家族で誰かのお骨を抱えていますが、悲しみより、こらから生きていくこの3人の生命か?決意か?
とっても色彩が明るく、淡々と明日を生きなくてはいけない決意のようなものを感じてしまいます。

今でも大好きな絵です。
30年くらい前に、写真家の藤森武さんと知り合い、偶然に熊谷守一美術館オープンに一緒に参加しました。
子どもの頃に感動した絵に、今度は本物を見ることができました。

子どもの頃、自分が焼き物屋の仕事しているとは、想像もできませんでした。
3年前なら、子どもの器を考えているとは、想像してなかった。
考えても分からない未来を、心配しても無駄なように思います。

最近は、午前中はできるだけ動物園で、、動物描いています。
野生動物が一番美しい姿なのですが、動きが早くて描けません。
元気がよく、たくましい動物を描くには、本物の生きている動物を描くしかないのです。
オババになって、動物園に通うとは思ってもみませんでしたが、、、。やぁー大変ですが、、動物はやっぱりいいです!!