癌・自然治癒の道/ 「慈悲」の意味、、ちゃんと泣いて欲しい

 

 

 

7月25日、月に一度の病院の日です。

ドアを開けると待合室が重い空気で、いつも違う雰囲気でした。

待合室で、私よりだいぶ若い女性が看護婦さんの説明を聞いていました。

「先生が説明した通りに主治医の先生の治療をちゃんと受けてくださいね。抗がん剤も今は苦しくないと思うし、放射線の効果も期待できると思います。」

彼女の表情は、まるで他人事のように無表情で、、、。

優しく説明をする看護婦さんの顔も見ません。  彼女はまるで別の空間に浮かんでいるかのようでした。

彼女の表情は、周りを閉ざしていました。

 

ここの病院は、一般的な抗がん剤や放射線の治療を受けないで、別な治療を探したどり着く病院ですが、、。  何故なんだろう??と考えていました。

 

 

「慈悲」という言葉があります。

サンスクリット語で「慈」はマイトリー、「悲」はカルナーと言います。

言葉には、二つの意味が含まれています。

人間を縦に二つに割り、「慈」と「悲」両面が立っていて、その二つがいかに大切な事なのか、お釈迦様は教えてくれています。

 

「慈」は頑張る力です。

「悲」は頑張らなくって良い。

 

人生は思いもよらぬ出来事にぶつかる事はあります。

悲しみの中で自分を見つめたり、淋しがったり、せつない事も、大切な事だと教えています。

 

一般的に笑うと免疫が上がると言われますが、、。

ちゃんと、苦しみや悲しみで涙を流すことができない人は、心から笑うこともできないように思います。

だから、ちゃんと泣くことは生命の活力を受ける為に、必要に思うのです。

しっかり、この受け止めたくない事実を飲み込み、涙を流すと、何故か心の中に隙間ができます。

 

帰りの新幹線の中で、彼女の顔が浮かびました。

私は心の中で彼女に話しかけていました。

 

「ちゃんと泣いてください、じたばた地面を叩き!かっこ悪くても、みっともなくっても、不安や辛さ、沢山吐き出し泣いてください。私もこの一年繰り返し泣きました。だから、本気で自分を見つめて泣いて下さい!!」