戦後の私達に残されたメッセージ・ひとびとの哲学/鶴見俊介「思想の科学」

私は子供の頃、両親から戦争体験の話を聞くのが好きでした。

第二次世界大戦の頃、母は、小学校低学年。

父は、中学を出て国鉄の船に乗務していました。

母は、北海道の津軽海峡で、日本軍の船が、アメリカの潜水艦にやられて海の中に消えていく風景を見たそうです。

その横で、母の父は「これが戦争だ。良く見ておきなさい」と言われたそうです。

 

私の父は、戦争に行った人です。

戦争の話はしてくれませんでした。

晩年父は、私を連れて行きたいところがあると、知覧特攻平和会館に連れていってくれました。

知覧特攻平和会館に着くまでの道の両側に、遺族が立てた石の灯篭が何千体もたっていました。

この石の灯篭は、戦争で亡くなった若者の命です。

 

 

展示場に入って、特攻隊の青年(ほとんど10代の若者)が、出発する前日、家族に宛てた手紙が展示されています。

胸がつまり、涙が止まらなかった。

その当時の各新聞社の記事も展示していました。

終戦直後なのに、「日本軍は強く、勝っている!」と印象を人民に与える内容でした。

私は、新聞記事は嘘ばかり書いていることが良くわかった。

 

昔から、何故日本はこんな無謀な戦争を繰り返してきたのか、興味がありました。

7~8年くらい前から、外務省を退職され人たちが、隠されてきた公文書の内容をかいた本が出版されています。

いつの時代にも、政治には裏があります。

 

私たち日本人は、いつの間にか「考えないよう」に、教育されてきたのだろうか?

庶民を貧困にしておくと、生きていくのに忙しく、学んだり、考えたり、行動を起こしたりできなくなります。

貧富の格差社会。

貧しい家庭に育った子供は、未来を切り開くことが難しいところからの出発です。

 

もし、文部省の教育方針や、貧困の子供たちの現状に興味がありましたら、、、。

前川喜平・文部科学省前事務次官の講演がyoutubeで、沢山見る事ができます。

前田喜平さんの講演は、非常にユニークで、真実が愉しく聞けます。

 

今回、鶴見俊介さんの動画は、戦中、戦後に「日本人の心」が見えてくる内容です。

 

日本の自殺者は、2017年+2018年この2年間だけでも、ベトナム戦争で戦死したアメリカ兵と同じ数の人々が自ら命を絶っています。

特に子供や若者の自殺は世界で一番多いのが、日本です。

この息苦しさは、国の思想が傾きかけているのだと思います。

夢も、希望もない社会で、若い世代は潰されています。

 

私達女は、次の世代に命をつないでいる、感覚があります。

ひとりひとりが変わる事で、大きなエネルギーとなり、国全体が方向を変えていき事ができると鶴見俊介さんは私達に教えてくれています。